がん免疫治療薬 英国との共同研究について
私たち製薬会社は、人々の命や健康に関わる大切な薬を開発、製造しています。
人々の健康に直結するものであるため、その有効性や安全性の確保が必要不可欠であり、薬事法をはじめとする様々な厳しい法的規制のもと薬の開発・製造・販売が行われています。そのような意味で、製薬産業は他の産業と異なる役割・使命を持っていると認識しています。
薬は病気の予防や治療などを通じ、多くの人々の健康で安心な暮らしを支えています。
現代は病気や遺伝子の研究が進み、昔は不治の病と言われた病気でも予防や治療が可能となり、その結果人類の寿命は大幅に伸びました。
有効で副作用が少なく、安全な薬が開発されると手術数の減少や入院・治療日数の短縮、医療費の軽減、QOLの向上など医療現場にとっても患者にとっても負担を軽減することが可能となります。
治療が難しい難病の薬や、患者数の少ない病気の治療薬(オーファン・ドラッグ)の研究開発も弊社に課された大切な使命のひとつと考え、積極的に取り組んでいます。
また私たちはグローバルカンパニーとして、海外で効果が実証されている薬を早く国内で認証され患者さんに届けることが出来るように、いわゆる「ドラッグ・ラグ」の解消にも取り組んでいます。
また海外で承認されていながら日本国内では取り扱いが承認されていない「未承認薬」や「適応外薬」の問題も課題として向き合っています。
薬を創るためには、様々な研究が必要です。医学や薬学のみならずバイオテクノロジーや遺伝子工学、微生物や植物学が必要とされるケースも多々あり、また近年は医療現場や創薬現場において最先端のテクノロジーが導入されています。私たちは創薬事業を通じて日本の科学技術レベルの向上や人材育成にも寄与しています。
またCSR活動にも力をいれており、がん検診の大切さを訴える講演会や難病患者を支えるご家族のための勉強会、支えあえるネットワークの構築に力を入れています。病気に苦しむ患者さんやそのご家族が孤立することがないよう、情報交換や近い環境の方との交流を可能にするため全国で様々な取り組みを行っています。